マハトマ・ガンジー
  (1869.10.02 ? 1948.01.30)

非暴力:

非暴力は私の信念の第一章であり、また、私の信条の最終章でもある。
無暴力とは、悪を行う人間の意志におとなしく服従することではなく、暴力者の意志に対して全霊を投げ打つことである。
「我々人間は、どこへ行こうとも人々の心に 平和と非暴力の種を蒔き続けることに命を捧げなければならない」

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個人・良心・自己主管 信仰:

あなたが、他の人々に求める変化を自分で行いなさい。
私は法を無視するのではありません。人間の存在から響いてくる最も高い法, 即ち良心の声に従っているだけです。                           
「人は、自らの内面から、自身の平和を見いださねばならない。そして、真の平和は外界の状況に左右されるものであってはならないのだ。 」                                                
「幸福とは、あなたが考えることと、あなたが言うことと、あなたがすることの調和が取れている状態のことだ。」

男女や老病の別を問わず、人類全体に自分自身の自尊心と自由の守護者であるという確信を与えることができれば、わたしの仕事は終わる。

祈りがなかったら、私はとっくの昔に気が狂っていたであろう。祈りはまさに宗教の魂であり、精髄である。だから祈りは人生の確信である。宗教心を持たずしては、何人も生きられないからだ。

何か信じるものがあるのにそれに従って生きない人間は信用できない。
明日、死ぬかのように生きろ。永遠に生きるかのようにして、学べ。
死ぬ覚悟ができていれば、人は自由になれる。

束縛があるからこそ 私は飛べるのだ。悲しみがあるからこそ 高く舞い上がれるのだ。逆境があるからこそ 私は走れるのだ涙があるからこそ 
私は前へ進めるのだ。

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愛・許し・寛容:

「人間性への信頼を失ってはならない。人間性とは大海のようなものだ。ほんの少し汚れても、海全体が汚れることはない。」
世界の不幸や誤解の四分の三は、敵の懐に入り、彼らの立場を理解したら消え去るであろう。
『もし、ただ一人の人間が最高の愛を成就するならば、それは数百万の人々の憎しみを打ち消すに十分である』
『「目には目を」という考え方では、世界中の目をつぶしてしまうことになる。』
「.敵と相対するときには、その敵を愛で征服しなさい。」
弱いものほど相手を許すことができない。許すということは強さの証だ  
「臆病なものは愛を表明することができない。愛を表明するとは勇敢さの現れである。」
もし、ただ一人の人間が最高の愛を成就するならば、それは数百万の人々の憎しみを打ち消すに十分である
私はヒンズー教徒でありイスラム教徒でありキリスト教徒でありユダヤ教徒です。枝は違っても皆、一つの木なのです。
「イギリス人が敵なのではなく彼らの考え方が敵なのであり問題さえ解決すれば必ず良き友人になれる」

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為に生きる(価値と事実の統一):

最高の道徳とは、不断に他人への奉仕、人類への愛のために働くことである。
『すべての人の目から、あらゆる涙を拭い去ることが私の願いである』
道徳と進歩と改善は、つねに不利不可分の関係にある。
私が生きんがため、奉仕せんがために食べるし、また、たまたま楽しむために食べることがあっても、享楽のために食べるものではない。

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7つの社会的大罪: 

@ 原則なき政治    A 道徳なき商業    B 労働なき富     C 人格なき学識       
D 人間性なき科学    E 良心なき快楽    F 献身なき信仰    


                         
マハトマ・ガンジー
「善きことは、カタツムリの速度で動く。


学校の成績は中位で、臆病な生徒。しかし並はずれた道徳心の持主。
18歳でイギリスへ。弁護士の資格を得、友のために南アフリカへ渡る。そこで直面したのは、人間の人間に対する差別と侮辱。その体験が人生の一大転機。彼の地における21年間で芽生えたのは、非暴力による不屈の精神。獲得したのは、国際的な賞賛。そしてこの信念と確信を胸中に1914年、帰国する。
しかし、母なる祖国インドはイギリスの植民地。抵抗と闘争の中、度重なる逮捕と投獄を甘受する。断食もいとわず、聖なるものの面前において恥じることのない“真我”を追求。宗教の融和に努め、カースト制度の廃止にも心を砕く。「私の全行動は、人類への奪うことのできない愛から生じる」この信念ゆえに、非暴力を徹底。そして、女性への限りない敬意、青年への期待と熱意、人々への絶対的信頼と賛意を表出した。その人の名は、マハトマ・ガンジー。

彼の運動を象徴したのは、“塩の行進”。イギリス人に専売されていた塩を自分たちで作らんと、アーシュラムから海岸までの385キロを24日間かけてゆっくりと歩く。「善きことは、カタツムリの速度で動く」それは数百万人の奇跡の大運動となった。
こうした闘いを重ねて1947年、インドは200年にわたるくびきを断って悲願の独立を達成。
しかしその翌年、一人の狂信者の凶弾によって、ガンジーは78年の生涯に終わりを告げた。
最後の言葉は「その青年を許せ」であったという。
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荼毘にふされたラージガードに、ガンジーの碑文が刻まれている。

『七つの社会的罪』  Seven Social Sins
1. 理念なき政治    Politics without Work
2. 労働なき富     Wealth without Work
3. 良心なき快楽   Pleasure without Conscience
4. 人格なき学識   Knowledge without Character
5. 道徳なき商業   Commerce without Morality
6. 人間性なき科学  Science without Humanity
7. 献身なき信仰   Worship without Sacrifice

マハトマ・ガンジーのこの魂の箴言は、人類への普遍的な問いかけである。  一色 宏