トリウム安全原発の推進を!

日々紅葉の深まりゆくこの頃、皆様におかれましては、ますますご清栄
  のこととお慶び申し上げます。
さて、先日台風直下にもかかわりませず、エネルギー政策、原子力問題
解決の活路を拓くべく、ご参集賜りありがとうございました。

ご参加された皆様は勿論、特に台風のため交通機関がストップしご参加の
難しかった皆様のために、9.21記録DVD/CD計2枚を作成しました。CDは
当日配布の資料、および写真等です。DVD編集に際し、IGTVテクノロジー
伊澤社長が講演中のパワーポイントを直接画面に立ちあげ見ることが出来る
最新技術を導入下さったお蔭で、講師の語る内容が別ウインドウで同時に
鮮明に視聴することができます。(サイトで公開している最初15分の試聴
の映像には新技術は導入されていません)。
講師・パネラーの皆様が校正下さった当日の要旨は10月12日発売
「政界往来」11月号に掲載されています。ネット上ではこちら⇒

またDVD・CDセットは30セット限定(¥3,000円)でありますので
下記まで申込み込みくだい。また、地球市民機構の公式サイトからカード決済も
できます。以上、よろしくご一考の程をお願い申し上げます。
平成23年10月14日  エネルギー政策実行委員会事務局代表 大脇準一郎

   共同代表;大脇 準一郎 junowaki@able.ocn.ne.jp 
********************************************************
   DVD申込先:jepf2100@gmail.com  http://www.e-gci.org          
    Tel&Fax:0422-26-7980, Cel: 080-3350-0021(SB)
   〒180-0003 東京都武蔵野市吉祥寺南町1-3-4、南口ビル801号
    振込:ゆうちょ銀行:店名:0一八(ゼロイチハチ),普通預金,番号
    :6833465(ゆうちょ銀行:記号:10130,番号:68334651地球市民機構)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 
2、先月のフォーラムをさらに一歩進めてトリウム安全原発推進国際フォーラム
  が10.25に開催されます。トリウム原発が中止されたのは米国の軍事的に役
  たないこと、日本で日の目を見なかったのは、作られた安全神話が壊れる 
  のを恐れた経済至上主義の故でした。その後の専門者会議でも著名な技術者
  たちがトリウム原発は研究に取り組むべきだと協賛の意見が寄せられていま
  す。
  === 代表世話人 有馬 朗人 氏の 緊急メッセー ===

  人々に原子エネルギーが受け入れられるとすれば、厳しい条件があります。
 それは過酷な事故が起きてしまっても放射能の放出は無く放射性廃棄物の発
 生量(最終残存量)が最小限でエネルギーが低コストで発生できてエネルギー
 発生手段として持続性のあるものが求められます。現在、原子力の最大の課
 題として、推進するも、反対し廃絶するにも、後始末と言う共通の課題があ
 ります。それは放射能であり、放射性廃棄物です。

  具体的には、残されている放射能、すなわち溜まっている使用済み燃料の始末
 であり福島第一原発の事故で炉心が溶けてしまった原子炉の廃棄(廃炉)です。
 廃炉で出てくる多量の使用済み燃料の始末は、現実のテーマとして切羽詰ま
 った課題です。特に前者では、溜まってしまったプルトニウム、すなわち核
 兵器への転用が可能な、余剰なプルトニウムの始末があります。
 特に、現在の原子力発電を廃絶するべきであると主張する方々は、廃炉の処理
 をどうするかをまず実行に移す方策を決めて頂きたいと思います。その中でも
 特に放射性廃棄物の処理所を決めなければなりません。

 ところで、トリウム溶融塩炉はこれらの技術を、いま、ここで役に立つ具体的
 な形にすること。ここは、日本の残された技術が、国内で生かされる唯一の場
 です。この国の中で、放射性廃棄物の処理と言う緊急のニーズがあります。こ
 の「緊急に求められている後始末の仕事」で、人も育つし、原子力に関わって
 きた多くの人達の職場も維持されます。また、現在の原子力発電を続けていっ
 た場合、以上の問題以外にウラニューム235の涸渇に対処しなければなりませ
 ん。
 その時代にトリウムは重要なエネルギー資源ですから、今のうちに研究してお
 くべきです。
   2011.10.5   武蔵学園学園長・元東京大学総長 有馬 朗人
   
物理学者(原子核物理学1,理学博士)東京大学名誉教授、俳人、政治家,(財)日本科学技術振興財団会長、科学技術館館長、武蔵学園学園長、(公)静岡文化芸術大学理事長(初代)。旭日大綬章、文化勲章受章者。

国立大学協会会長、東京大学総長、理化学研究所理事長、参議院議員、文部大臣、科学技術庁長官などを歴任。


10.25」「トリウム熔融塩炉を考える会」にご参加を!

古川和男先生よりの激!

 小生としましては、縁あって50年以上前から「Th−MSR」を世に出すべく努力
致しており、漸くその時期が来たようでございます。最近は、日本まで可なり良い反応
を示して参りました。間もなく、昨年来着手した「国際共同開発計画」を具体的に世に
公表しようと仲間が頑張ってくれております。

 30年前までは、茅、伏見、西堀先生などがご健在で可なり動いて下さいましたが、
いまは何方もお出ででなく寂しい限りです。しかし、最近漸くまた有馬先生、西澤沢先生
その他有力な人々が手を貸して下さり始め、今度はもう後には戻らないと考えております
。私らの基本構想が固まってから20年以上に成りますが、核冷戦が決定的に妨害しま
した。世界の多くのトップが手を貸しかかったのですが....。

 私の考えは、人類百年の計として「原発の是非」を論ずるのであれば、現在交わされ
ているような「”今ある原発ないしその改良型“のみを対象」としての賛否両論では、
不毛に近いであろう。「原発とは何なのか」を改めて問いただしつつ再出発し
「第三の道」を求めるべきではなかろうか? これが、初代米原子力委員長
Lilienthalの遺言でもあった。(リリエンソール著:「岐路に立つ原子力」1981)

それに応えるべく構築してきた新しい“トリウム熔融塩構想“について、じっく
りと語り合いたいものものです。

「第三の道」の必要性:今後数十年の世界に関し重大な問題点の解決策:、

(1)化石燃料の争奪抗争が激化し、現在主流の諸戦略では打開できない。
(2)太陽関係エネルギーが十分に主役に成るには、最低3-40年を要する。
(3)U−Pu系固体燃料炉では、経済的実用的な「閉じた核燃料増殖サイクル」
 完備は、もし日本ではできたとしても、世界に展開できるとは思えない。
  従って、「第三の道」をもっと真剣に検討すべきである。

 我々の構想は、十分に現路線と共存でき、しかも次第にその抱える難問を打開しつ
つ円滑に移行できる。僅かの資金で可能。その内容を、じっくり今後の会合を重
ねつつ、深く考えあいたい、そして人類の今後に貢献したいと考えます。

ご協力の程を、伏してお願い申し上げます。

出来ましたら、貴方様の関係しておいでの組織などに告知くださり、お誘いあわ
せの上ご参加賜れば、これに過ぎる幸いは御座いません。

古川 和男 E-mail: QYT00127@nifty.ne.jp
NPOトリウム熔融塩国際フォーラム(ITHMSF)理事長 http://msr21.fc2web.com/
(株)トリウムテックソリューション(TTS)社 長
http://ttsinc.jp/setsuritsumokuteki.html



「トリウム熔融塩炉を考える会」講演会のご案内
トリウム熔融塩炉は,原子力に希望の灯を点すか?

3.11の福島原発の事故以来、日本のエネルギーの将来はどうあるべきかについ
て議論が始まっています。原子力についても、広い視野に立ってもう一度考え
直すべきであるという認識の下に、私どもは「トリウム熔融塩炉」について考
える場を設けました。「トリウム熔融塩炉」は、原発が抱える二つの基本問題
である「安全」と「放射性廃棄物の処理」の解決の可能性を持っており、再生
可能エネルギーの補完、レアアースバイプロの有効利用の可能性も持っていま
す。ぜひ、この講演会に参加していただきたくお願い申し上げます。

代表呼びかけ人 有馬 朗人 (武蔵学園学園長・元東京大学総長)   
        西澤 潤一 (元東北大学総長・元日本原子力産業協会会長)
        古川 和男 (元東海大学開発技術研究所教授)

【日 時】 平成23年10月25日(火) 講演会13:00〜17:30 

【場 所】きゅりあん(品川区立総合区民会館)


    東京都品川区東大井5―18―1 03-5479-4100
    JR京浜東北線・東急大井町線・臨海線・大井町駅1分

【定 員】240名※定員になり次第、締切。
【会 費】講演会3,000円・懇親会5,000円(別途申込者のみ)

【主 催】トリウウム溶融塩炉を考える会
【協 賛】(財)地球環境財団ほか

          【プ ロ グ ラ ム】

  司 会 嶋矢 士郎 (元日本経済新聞社副主幹)       13:00〜13:15
  挨 拶 主催者代表 潟{ルテックス代表取締役 渡部 博興  13:15〜13:30
【 講 演 】  
「3.11以後の新しい原子力の潮流」              13:30〜14:00
      キャノングローバル戦略研究所理事 湯原 哲夫

「トリウム熔融塩炉の歴史と新しい役割」           14:00〜15:00
      潟gリウムテックソリューション代表取締役 古川 和男

    ――――― 休    憩 (15分)―――――

  「日本・チェコ連携による熔融塩技術開発計画の概要」   15:15〜16:45
    @「チェコの持つ熔融塩関連要素技術」(通訳付)
     チェコNRI(原子力研究所)チーフサイエンテスト ミロスラフ・ローン

    A「トリウム熔融塩原子炉のループ技術の開発」
      チェコEVM社 代表取締役オルドリッヂ・マタール

    「トリウム原子力の国際動向−熔融塩炉を中心として」 16:45〜17:15 

      (財)電力中央研究所・原子力技術研究所特別嘱託  木下幹康

 閉 会 「トリウム熔融塩炉を考える会」事務局代表 古川 雅章  17:15〜17:30

☆ 懇 親 会                        18:00 〜19:30


【事務局】「トリウム熔融塩炉を考える会」E-mail:th.msr@ak.wakwak.com
     〒140-0004東京都品川区南品川3-6-10-303 
     TEL:03-3471-2224 Fax:03-3472-4063 

  =====  参 加 申 込 書 =================

  ご氏名      講演会出席  名・懇親会出席  名 
  会費合計    円

  住 所               
  所属先          役職
  電 話           FAX           
  携帯
  E−mail:

*お申込は、FAX03-3472-4063へ。