目 次
▽ 日本の文化がフランスでどのように評価されているか
過去・現在・未来に分けてお話したいと思います。
▽ 一八六七年にパリ万博が開かれ日本の存在感が高まりましたが
何といっても浮世絵ブームが最大の功績です。
▽ 天啓に近いショックを受けたマルローはわざわざ現地に赴き
那智の瀧の前に立ってしばし身動きできなかった。
▽ シラク・フランス前大統領の日本文化に対する知識は
マルローの影響もあってたいへんなものです。
▽ 漫画、アニメ、テレビゲーム、生活文化の全般に及ぶ
現象をクール・ジャパンと呼んでいるわけです。
▽ いまフランスには〈宮崎教〉という新興宗教の教祖に
見立てた宮崎駿ファンがいます。
▽ 漫画にはセリフが入っていて日本語を選択して勉強するうち
次第に日本文学に興味を持つようになったというのです。
▽ 日本は以前からハード面の良さには定評がありましたが
昨今はソフト面もたいへん伸びてきております。
▽ 日本独自の食べ物とされてきたお寿司や刺身などは
いまやフランスにおいて完全に市民権を獲得しています。
▽ 三ツ星の店というのは、料理の世界では横綱級ですが
「日本食の影響を受けないレストランはない」と言われています。
▽ 世界のどこを探しても時刻表通りに発着してくれる鉄道は
日本以外にありません。
▽ バレンタイン・デーの贈り物は「日本に有って
世界には無いものだ」ということをご存じですか
▽ 日本にだけ有って世界には無いものを外に向けて発信する」
ことはこれからの重要課題です。
▽ これからの日本人の課題は「世界に通用する普遍的価値の
理念を作るときがきている」ということではないでしょうか。
第63回、「日欧文化フォーラム」基調講演:磯村尚徳氏が
小冊子といて発刊されました。
一部定価400円、28頁「日本講演」発行
*DVD・Videoは開会式・基調講演、第2部;シンポジューム、承前のコンサー
トを収録。 ¥2,500円 送料80円、事務局までお問い合わせください。
“美しい日本の構想”―世界に愛される日本文化―
パリ日本文化会館初代館長 磯村 尚徳 氏
2007年7月12日 武蔵野市・武蔵野公会堂ホール
NPO法人未来構想戦略フォーラム主催 武蔵野市後援